本能の赴くままに突っ走る、猪突猛進な合成職人のひとりごと
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プロフィール
HN:
Chot'2 Mothing
性別:
非公開
自己紹介:
主に【彫金】【錬金術】【革細工】【調理】担当。
時々【裁縫】もやります。
イロモノでネタ満載のグッズは私の担当と思っていただいて間違いありません。
次回イベントはメリットポイント!3の予定です。
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皆さまこんばんは。
またしても間が開いてしまったのですが、やるときはイッキに!がモットーです。
今日は沢山の写真を交えてお送りいたします。
まずはギルドバッグ&エプロンのために2種類の染色を行いました。
その1:柿渋染め
今回は「浸し染め」と「刷毛染め」の2行程を踏んで染めたいと思います。
本来そんなことはせず、浸し染めは糸や布を染めるために行い、刷毛染めは表面に膜を作るように何度も塗って干してを繰り返すようです。しかしここはあえて2行程どちらもやっちゃいます。
浸し染めは非常にムラになりやすく初心者には向かないそうですが、今回は2行程を踏むため多少のムラは大丈夫だと思います。
自分としては芯までしっかりと染めたものが欲しいので、浸し染めで芯まで染め上げ、堅牢性と発色のために刷毛染めを行いたいと考えました。
2行程を同日には行えないため、今日は下地を染める意味で浸し初めのみ。
まずは柿渋をお湯に溶かします。
水に浸しておいたバッグやエプロンを入れ、ぐつぐつ煮ます。
本来柿渋染めは煮る必要がないのですが、色むらを少しでもなくしたいので「綿の生地に浸水しやすいように」という意味で煮るという行程を入れました。
すでにあたりに腐敗臭だか銀杏だかの臭いが立ち込めています。
そう、柿渋といえばすごく臭いことで有名なのです・・・
こちらが煮あがったもの。
本来の浸し染めはこの行程を何度も繰り返して色をつけていくようですが、今回は刷毛染めで仕上げを行うためこのまま干します。
柿渋染めは日光に当たるほどに深みのある渋い色合いが増すそうです。
一度染まってしまえば水で色あせることがないとか。
日光に強く、撥水性も高まってさらに布そのものが堅牢になるという素晴らしい染めです。
手間ひまかかるだけある・・・
柿渋染めは今回はここまで。
その2:ウコン染め
正確には「ウコン+クチナシ」です。
なぜクチナシを足したか、というとウコン染めの特徴として柿渋とは間逆の「日光で退色する」というものがありました。
なので少しでもそれを抑えるため、日光にウコンほど弱くないクチナシを足しました。
(というか草木染で日光に弱くないというほうが珍しいんですけどね)
ウコン染めについては、防虫効果が高いため着物を保存する布としても使われ、「貴布」と呼ばれています。
タンスの中にしまうものにはよいかもしれませんが、やはり外で使うことも想定してしっかり染め抜きたいと思います。
さて手順。
粉ウコンより生ウコンの方が染色効果が高いということで、ウコンといえば・・・沖縄から取り寄せました。
生姜と同じ種類ということで見た目はそっくりです。
ウコンもクチナシも砕いて使います。
右側にあるのがフードプロセッサーです。これでみじん切りにします。
それぞれを煮出し用に袋に入れてお湯に投入。もや~っと出てきました。
これを火にかけて20分ほど煮出します。20分でこんなに色が変化!
左が煮出し直後、右が20分後です。
ムラ防止のため一度浸水しておいた布類を投入します。
ムラにならないように何度も上下を入れ替えてまぜまぜし続けます。
さすが生ウコン、物凄い色がついてます。
まぜまぜしている間に、色止めのための媒染(ばいせん)液を作成します。
今回は焼ミョウバンを使いました。お湯に溶けにくいアンチクショウです。
五分ほど煮立たせるとなんとか溶けてくれました。
さて、ミョウバン媒染の開始です。色止めをすることで水で洗っても落ちにくくなります。
ただし、使う媒染の種類で色が変化してしまうそうです。ミョウバンは明るい色になるとか。
確かに、色が少し明るい黄色になりました。
媒染をしたあと、もう一度ウコン液で煮て媒染という作業を繰り返します。
最後に媒染液をよく水洗いで落とし、絞ったのがこちら。
思ったよりしっかり色がつきました。
しかし日光で退色するので乾かしたあとでもう一度、↑と同じ作業を行う予定です。
(このまま定着するようなら1回で終わらせます)
さて、いかがでしたでしょうか。
草木染というとナチュラル系のふんわりした年配の女性が行っているイメージがあったのですが、どう見ても力仕事です。本当にありがとうございました。
やはり3時間くらいこの作業を行っていたので、手がこんな感じで。
わかるかな、手のひらの真ん中あたりにトング(パンをつかむようなやつ)でついた赤いスジが・・・
金属でこすれて痛い・・・w
まだまだこれで完成ではないので、追って作業工程をレポートいたします。
追記
まだ手が柿渋臭いです・・・・・orz
またしても間が開いてしまったのですが、やるときはイッキに!がモットーです。
今日は沢山の写真を交えてお送りいたします。
まずはギルドバッグ&エプロンのために2種類の染色を行いました。
その1:柿渋染め
今回は「浸し染め」と「刷毛染め」の2行程を踏んで染めたいと思います。
本来そんなことはせず、浸し染めは糸や布を染めるために行い、刷毛染めは表面に膜を作るように何度も塗って干してを繰り返すようです。しかしここはあえて2行程どちらもやっちゃいます。
浸し染めは非常にムラになりやすく初心者には向かないそうですが、今回は2行程を踏むため多少のムラは大丈夫だと思います。
自分としては芯までしっかりと染めたものが欲しいので、浸し染めで芯まで染め上げ、堅牢性と発色のために刷毛染めを行いたいと考えました。
2行程を同日には行えないため、今日は下地を染める意味で浸し初めのみ。
まずは柿渋をお湯に溶かします。
水に浸しておいたバッグやエプロンを入れ、ぐつぐつ煮ます。
本来柿渋染めは煮る必要がないのですが、色むらを少しでもなくしたいので「綿の生地に浸水しやすいように」という意味で煮るという行程を入れました。
すでにあたりに腐敗臭だか銀杏だかの臭いが立ち込めています。
そう、柿渋といえばすごく臭いことで有名なのです・・・
こちらが煮あがったもの。
本来の浸し染めはこの行程を何度も繰り返して色をつけていくようですが、今回は刷毛染めで仕上げを行うためこのまま干します。
柿渋染めは日光に当たるほどに深みのある渋い色合いが増すそうです。
一度染まってしまえば水で色あせることがないとか。
日光に強く、撥水性も高まってさらに布そのものが堅牢になるという素晴らしい染めです。
手間ひまかかるだけある・・・
柿渋染めは今回はここまで。
その2:ウコン染め
正確には「ウコン+クチナシ」です。
なぜクチナシを足したか、というとウコン染めの特徴として柿渋とは間逆の「日光で退色する」というものがありました。
なので少しでもそれを抑えるため、日光にウコンほど弱くないクチナシを足しました。
(というか草木染で日光に弱くないというほうが珍しいんですけどね)
ウコン染めについては、防虫効果が高いため着物を保存する布としても使われ、「貴布」と呼ばれています。
タンスの中にしまうものにはよいかもしれませんが、やはり外で使うことも想定してしっかり染め抜きたいと思います。
さて手順。
粉ウコンより生ウコンの方が染色効果が高いということで、ウコンといえば・・・沖縄から取り寄せました。
生姜と同じ種類ということで見た目はそっくりです。
ウコンもクチナシも砕いて使います。
右側にあるのがフードプロセッサーです。これでみじん切りにします。
それぞれを煮出し用に袋に入れてお湯に投入。もや~っと出てきました。
これを火にかけて20分ほど煮出します。20分でこんなに色が変化!
左が煮出し直後、右が20分後です。
ムラ防止のため一度浸水しておいた布類を投入します。
ムラにならないように何度も上下を入れ替えてまぜまぜし続けます。
さすが生ウコン、物凄い色がついてます。
まぜまぜしている間に、色止めのための媒染(ばいせん)液を作成します。
今回は焼ミョウバンを使いました。お湯に溶けにくいアンチクショウです。
五分ほど煮立たせるとなんとか溶けてくれました。
さて、ミョウバン媒染の開始です。色止めをすることで水で洗っても落ちにくくなります。
ただし、使う媒染の種類で色が変化してしまうそうです。ミョウバンは明るい色になるとか。
確かに、色が少し明るい黄色になりました。
媒染をしたあと、もう一度ウコン液で煮て媒染という作業を繰り返します。
最後に媒染液をよく水洗いで落とし、絞ったのがこちら。
思ったよりしっかり色がつきました。
しかし日光で退色するので乾かしたあとでもう一度、↑と同じ作業を行う予定です。
(このまま定着するようなら1回で終わらせます)
さて、いかがでしたでしょうか。
草木染というとナチュラル系のふんわりした年配の女性が行っているイメージがあったのですが、どう見ても力仕事です。本当にありがとうございました。
やはり3時間くらいこの作業を行っていたので、手がこんな感じで。
わかるかな、手のひらの真ん中あたりにトング(パンをつかむようなやつ)でついた赤いスジが・・・
金属でこすれて痛い・・・w
まだまだこれで完成ではないので、追って作業工程をレポートいたします。
追記
まだ手が柿渋臭いです・・・・・orz
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